図書館での出会い

大分書かないで放置してしまっていました…

 

日本ではペーパードライバーだったのですが、

渡米してほぼ毎日車を運転するようになって一年が経ちました。

でも、運転していると言っても交通量も少ないし車を動かしているだけ、という感じですが。

 

とにかく私たちが住む地域は公共交通機関もないし、自分で運転しない限りは移動手段がありません。

とりわけ道を歩いている人もいないし、子供を公園へ連れて行くにも車が必要です。

 

去年の今頃、地域の図書館からの郵便物で子供向けのstory time(絵本読み聞かせの会)があることを知りました。

とにかく、3ヶ月ほど家の中で息子と2人っきりの生活を続けていたので、そろそろ外へ出ないとなと思っていた所だったので、その会へ行くことを1人目標に車の準備を進めました。

 

story time当日、会場の図書館の一室には10組以上の親子が集まっていました。

他の人の、この人達は誰だ?という視線をフルに受けながらも30分間の会は終了。

息子も久々に同年代の子供たちに会って刺激を受けた様子でした。

 

図書館には、子供が遊べるようにキッズスペースが設けられているので、少し息子を遊ばせることに。

そこで、同じくstory timeに参加していた親子がいたので冬の間に子供たちがどこで遊んでいるのかを聞いてみました。

とにかく何の情報も持っていなかったので、藁にもすがる思いだった事を覚えています。

 

そのお母さんいわく、火曜と金曜に○○で室内で子供を遊ばせることが出来るよ!とのこと。

その場で携帯番号を交換し、詳しい情報を送ってもらうことにしました。

 

そして早速その遊ぶ場所へ行ってみることに…

最初の感想は、とにかくこの場所を教えてもらって良かった!ということです。

子供たちには充分な遊具が室内に設置されており(後から分かったことですが、そこはプレスクールが併設されている施設でした)走り回るのにも最適。

それからは毎週その場所へ通うことになりました。

 

そして、その場でまた新たな出会いが。

同じ年の男の子のお母さん、私達は日本から来て友達もまだ居ない…という話をした翌週にご主人が登場。

以前軍隊に属していて日本に3年住んだことがある、とのことでした。

そして異国に住む大変さは知っているので、いつでも何でも言って!との暖かい言葉。

後で分かった事ですが、私とそのお母さんが出会った日にご主人に日本人と出会ったという話しをした所、実はご主人が日本に住んでいた…という話しを初めて夫婦でしたそうです。

その日まで知らなかったんですね。何ともまた。

この家族とはコンスタントに会って色々な情報を貰ったり、食事をしたりしています。

 

その他にも、story timeで出会った他の親子とも仲良くさせてもらっており、

子供同士も同じ学校へ通うことになってほぼ毎日顔を合わせていたり、休みの日や行事ごとでも一緒に遊んでいます。

 

図書館の出会い、あなどるなかれ。

 

そして、一番最初に出会った親子は、ある日をさかえにどの場所でも見かけなくなってしまったので、どうやら引っ越してしまったのかなと思っています。

でも、とにかく道が広がる場所を教えてもらえて感謝しています。

 

図書館へ通うになって早一年、息子はもはや我が物顔でstory timeに参加しています。

2017

気付けば新年も10日に差し掛かろうとしています。

今年はどんなことがあるのだろう。

やはり、どうやら落ち着いていられない性分なのでなるべく変化のある年を過ごせればなと思っています。

 

まず、次の旅行の予定が無いとそわそわ(!)してしまうので、

どこへ行くか計画を立てないと・・・

 

アメリカは年末年始よりもクリスマスの方が重要なので、

夫は2日の早朝から出張へ出かけていきました。

なんともお正月感が薄れてしまうので、元旦は御節を作って家族で食べました。

なかなか料理をするのも難儀なことだけど、出来るだけ日本の慣習に則って和食を作っていけたらと思っています。

 

お店ではバレンタイン用品もさることながらイースターの商品も売り出していました。

イースターって今年は4月だけど・・・

それまで特にイベントがないんですよね。冬って。

 

寒すぎて本当にしんどい。マイナス10度以下が普通になってきました。

なので、日々日本から送ってもらった葛湯を飲んで体を温めて風邪をひかないように用心しています。

そして、マイナス10度までは着ないと誓っているカナダグースの出番も多いです。

(カナダグースを着てしまうと後が無い!ので、マイナス10度以下にならないと着ないことにしています)

ちなみに、カナダグースは日本で買うのよりも北米で買えば、こちらの寒さに対応した更に暖かいものが手に入ります。

 

今年も、どうぞごゆるりと。

 

そうだ、今年は日本へ一時帰国しようと思っています!

2年ぶり。楽しみ。

California Dreamin'

クリスマス休暇は、15年ぶりのLAへ。

夫は元々のクリスマス休暇に休みをプラスして、渡米してから初めてバケーションらしいことが出来た。

(本人は仕事のやりくりに大変だっただろうけれど、こうでもしないと休めないのだから休めて良かったと、私は思っている)

 

この旅行には、アメリカ他州に駐在中の友人と、日本から飛んで来た友人も同行してくれた。

このメンバー(4人)では、卒業旅行で一緒にスペインで珍道中を繰り広げたので、LAでも再び珍道中、ということである。

とにかく、大学を卒業して相当な年数が経っているのに、こうやってまた一緒に旅行出来ることを嬉しく思う。

そして、LAでは高校の先輩と職場の先輩にも会うことが出来て、それもまた嬉しい出来事だった。

やはり以前からの知り合いに会えるというのは、ここで生活しているととても貴重であり難いことなのである。時間を割いて下さったお二方には大感謝。

 

LAで行った場所は、機会があれば後述することにして、今回はLAで感じたことをば。

 

やはり、LAに居る、カリフォルニアに居るということが人をの気持ちを高揚させる。

5日間の滞在中2日は雨に降られてしまったけれど、(カリフォルニア感は半減した感じはしていたけれど)やはりカリフォルニアに居るのだ!という高揚感。

 

そして、充実の日本食と日本食スーパー。

ここで生活出来たらどんなに楽だろうかと何回思ったことやら。

もはやアメリカではないなとも思ってしまった。

 

その、もはやアメリカではないという気持ち。

11月の大統領選挙で、私は紛れもなくヒラリーが勝つだろうと思っていた一人である。

しかし、結果は違った。大いに違った。

カリフォルニアは、ヒラリーが勝った。もちろん、これは当たり前の結果だ。

そして、ニューイングランド地方、太平洋沿岸地域はヒラリーが勝った。

これが何を意味するか。

それまで当たり前と思っていた(少なくとも私が)アメリカは、本当のアメリカではなかった。

要は、一般的な日本人が想像するアメリカは大海の沿岸地域の知識教養がある開けた土地のこと。

(アメリカへ行くと言って想像するのはカリフォルニアやニューヨークだと思う)

その開けた土地以外が、本当のアメリカなのだと強く感じている。

(もちろん、それぞれの地域で様々な考えを持つ人が点在しているのも事実なので、それはここで断っておく)

 

カリフォルニアは唯一無二だ。

しかし、それ以外のアメリカは割とどこにでも存在するアメリカだと感じてしまう。

なので、カリフォルニアはアメリカではなく、あくまで「カリフォルニア」なのだ。

 

私は、以前カリフォルニアに住んでいた。

それがアメリカだと思っていたけれど、今になってようやくその考えを正さないといけないなと痛感している。

とにかく、カリフォルニアはカリフォルニアによって守られている。

生活も、言動も、行動も。

(ヒラリー支持者の中でヒラリーを支持するのと、トランプ支持者の中でヒラリーを支持する事は大いに異なる)

反論は多々あるだろうけれど、私がここに住んでいる以上はこれをずっと思い続けるのだろうな。

更に今回思ったのは、カリフォルニアはアメリカからの賃貸物件みたいなもので、

アメリカの持ち家ではないのだろうなという事。(意味がお分かりになるだろうか?)

 

よく高校時代の友達に「カリフォルニアはアメリカではない」と言われていたのを思い出した。

彼女たちは、中部からの帰国生だった。

今思えば、とにかく逞しかった。生き延びたのだから、逞しいに決まっている。

 

果たして、今の私にその逞しさはあるのだろうか。

多分、まだ生き延びているとは言えないと思う。

 

ウダウダ書いたけれど、完全にCalifornia Dreamin'だなぁ。

消えない憧れ、出来るならば(やはり)住みたい。(日本食スーパーもすぐ近くにあるし)

住めなくても良いから、出来れば定期的にあの空気に触れたい。

 

今回の旅行で日本食のありがたみを感じ、食は生きる上で本当に重要なファクターなんだなと感じている。

なので、私たちは少しでもそれを守るために明日片道2時間かけてお正月の買い出しへ行く。

 

ああ、結局ここで生活を続ける私はずっとStrangerのままなのかな。

Last day before Christmas

息子(2歳)は、今年の夏からプレスクールのtoddler classへ午前中週3で通っている。

 

とにかく月謝が…寄付が…

と、いう話は後述するとして、彼は「学校」を楽しんでいる様子。

 

今日はクリスマス前の最終登校日。

更にパジャマデーと言って、パジャマで学校へ行って良い日。

着替えさせないで良いという点で朝から一つ楽をさせてもらった。

ただ、さすがにパジャマだけでは寒いだろうとカーディガンを用意していた時にサンタ帽も発見して取り出したら、彼はそれをたいそう気に入り学校へかぶっていった。

私もさすがにクリスマスが近いし誰かしらサンタ帽をかぶっているだろう…と思ったけれど、

結局誰もかぶってなかった。

いや、1人だけ。校長先生(日本的な校長先生ではなく、30代後半のいかにもバレエをやっていましたというような姿勢の良い白人女性)。

とりあえず、我が子だけがサンタ帽をかぶっているという状況でなくて良かった。

 

ちなみに、息子はほとんど英語が分からない状況でtoddler classを始めたが、この4カ月で周りで話していることが理解出来るようになりつつあり、少しの英単語を口に出すようになった。

子供はスポンジみたいと言うけれど、本当にそう。

そして、両親よりも友達が出来ているし、本人としては特に違和感なく日々を過ごしている様子。

 

クラスには普段14人(週5で通う子もいれば、週2、週3と様々)の子供達と先生が2人。

珍しく息子の他に1人アジア系の女の子がいるけれど、それ以外は白人。

担任の先生は以前ESL(外国人に英語を教える先生)もやっていたことがあるようで、拙い私の英語も汲んでくれるし、サブの先生もドイツに家族で住んだことがあるようで外国に住む厳しさを分かってくれている。

この点、私たち家族にはなかなか環境が良い。

 

しかし、最近サブの先生を見かけないなと思っていたら辞めてしまったそうだ。

残念。

それと同時に学期途中で辞めるとかあり得るのね…

家族の事情と聞いたけれど、何かあったのかなと勘ぐってしまうのは親の性かしら。

そもそもメインの先生が休暇を取った後に辞めたしなぁ。

今は色々な先生がサブをヘルプしている状況。

とりあえず、新しいサブの先生が早く見つかって落ち着くと良い。

 

今日はクリスマス休暇前最後の登校日だったので、teacher's giftも渡して来た。

まだ、子供も小さいしクッキーにしたけれど、学年が上がるにつれギフトカードの方が良いのかなと迷う。

そう、こちらではクリスマスと学年が終わる最終日に先生へギフトを渡す習慣がある。

友達曰く、小学生はスクールバスの運転手にも渡すこともあるそう。

とにかく、日本でやったら大変なことになりそうな風習であることに間違いはない。

 

こんな感じで、今年も終わっていくなと少しずつ実感している。

望郷の念

何もかもが違う異国での暮らし。

ホームシックにならないの?とはよく聞かれる。

実はそこまでホームシックになった(なっている)事はないのだけど、

よく分からない得体の知れない感情を持つ事はある。

とりあえず、ホームシックというよりは望郷の念に駆られると言った方がしっくり来る気がするので、私はそう呼んでいる。

 

ホームシックだと、どうしてもどうしても日本へ帰りたいと思う事かなと思っていて、

そこまででもない(勿論日本にも帰りたいけれど、それまでの道のりを考えると尻込みしてしまったり、まぁその他も色々ある)この感情は何なのかなと、たまーに考えたりもする。

 

それはそうと、私は今回2回目のアメリカ生活なのです。

1回目は、中学生の時に父親の駐在に帯同してカリフォルニアに1年半住みました。

その時は右も左も分からず、とりあえず日々をこなすのみ。

月並みな言葉だけど、辛いこともあれば楽しいこともあった。楽しくなって来た途端に帰国を言い渡され、受験地獄へ…(以下略

なので、カリフォルニア生活が私の知るアメリカ生活だった。少なくとも1年前までは。

 

今は、カリフォルニアの生活とは全く異なるアメリカ生活を送っている。

国が広いので、州が違うだけで別の国にいるような感覚にも陥る。

しかし、どうにも今の住まいが田舎すぎて地球上のどこかの田舎に住んでいるというイメージしかない。

そう、これはアメリカ生活というよりも田舎生活なのです。

そう思っていると、何だか不思議な気分になって来てカリフォルニアとのギャップを受け入れるまで時間がかかることも、たまにある。

 

そんな時、やはり望郷の念に駆られる。

これはカリフォルニアに対して。

 

とにかく、アメリカ生活と日本の生活のギャップが埋まらなかった時にホームシックになることが多いのかな?と、思う。

(私の日本に抱く望郷の念と同じ)

それと同じように、今のアメリカ田舎生活とカリフォルニア生活のギャップが埋まらなかった時に、望郷の念に駆られる。

 

つまり、ダブルで望郷の念に駆られている!

 

と、言う訳であと一週間後にはカリフォルニア。

住んでいた場所とは違う場所へ行くけれど、カリフォルニアはカリフォルニアなのだ!

少し身も心もたるんでいる昨今なので、昔を思い出して少し何かを(漠然としているけれど)頑張れるきっかけになれれば良いなとも思っている。

 

そして、そろそろカリフォルニアでの滞在時間と、ここでの滞在時間が同等になるので、いい加減に今の生活も私のアメリカ生活になるように気持ちをマネージしていかないとな、と思っている。

クリスマスツリー

あっという間に12月になってしまいました。

日本のような忙しなさは感じないのですが、

サンクスギビングが終わってから、どこもかしこも一気にクリスマスモードに突入しています。

 

さて、我が家のクリスマスツリーはfake tree(いわゆる普通のイミテーションツリー)なのですが、

この辺りでは生のモミの木を飾る家庭も多いようです。

家が広いとツリーだけでも3本、4本と飾る家もあるとか。

 

サンクスギビングが終わると、自動車の屋根にモミの木を括り付けて運んでいる様子を多々目にします。

大体の人は、Christmas Tree Farm(モミの木を売っている農場)へ行って木を購入するか、

家族でその年に飾るモミの木を選び、伐採して持ち帰ることもあるそうです。

持ち帰った後は、専用の台にモミの木を立てクリスマスまで水やりを欠かさずに美しさを保つのだそうです。

(クリスマスのあと、そのモミの木をどうするかが気になるところですが、気になる止まりで終わってしまっています。もしかしたら乾燥させて焚き木にするのかな)

とにかく香りが良いから毎年生のモミの木を買う!と言う人が多いです。

ちなみにお値段は150cm位だと30ドル程で売っているのを見かけました。

 

さて、我が家ツリーは私の独断で飾り付けが行われます。

毎年テーマカラーを変えようと思っていて、去年はレッド×ゴールド、今年はブルー×シルバーです。

気にいるオーナメントを探すのにお店をハシゴしましたが、

その作業含め飾り終えた時にはクリスマスがやってくることを否応なく感じることが出来、

部屋も明るくなるので楽しんでやっています。

(写真のツリーの下部がやや寂しいのは、オーナメントが息子のおもちゃとなり、毎日場所が移動しているためです・・・)

 

さて、そろそろクリスマスカードも投函しないと…

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薬が出ない

とにかく、高熱を伴わない風邪程度では病院へ行かないことにしている。

 

と、いうのも息子の調子が少し悪いかなと思い、小児科へ連れて行った所、

 

「はい、熱ないね、鼻水出てるけど、特に吸わないでこのままにしておいてOK、薬もあげないで良いから2~3日様子見て、悪化したらまた来て」(意訳しました)

 

というお医者さん。

 

・・・いや、ちょっと待って、日本では病院へ行って耳鼻科で鼻水吸引してもらって1週間分の薬が出るレベルなんですけど。

という間もなく、あっけなくさようなら。

 

支払った代金数十ドル。

入っている保険にもよるけれど(日本と違って国民皆保険ではなく、健保も存在しないので個人で医療保険に入る)薬が出ようが出まいが、手術等の高度医療以外では支払う代金は一定なのです。

(我が家の保険プランでは、風邪をひいても、健康診断のインタビューを受けるだけでもお医者さんにかかったら定額の料金がかかる)

 

また、違う日には、息子が手足口病の疑いがあったので病院に電話してみると、

(息子のホームドクターの小児科は朝直接お医者さんと話せる時間帯があるので、それはそれで助かっている)

熱が出たらタイレノール(市販の熱さまし)飲ませて様子見て!

と、想像していた返事が返ってきた。

 

どうやら、病院へかかる目安の体温は104℉(40℃)らしい。

(結構な頻度で104℉を超えているかを聞かれるので)

40℃って結構な高熱・・・日本だと38℃位で病院へ行くのにな。

 

ここまで来ると、日本では薬が出すぎていたのかなと思わざるを得ない。

 

でも、やはり息子に関しては鼻水が耳に回って中耳炎とか、喉に回ってゴホゴホするとか、そういうことは避けたいので、自宅で吸引している。

メルシーポット S-502 - シースター株式会社

↑持ってきて本当に良かった!

そして、日本から持ってきたり送ってもらった水薬を飲ませている。

 

大人も、日本から持ってきた市販薬で難をしのいでいる。

(出国前、私がドラッグストアで3万円爆買い、夫にあきれられるも、それ位して良かったと今は思っている。もちろん私は買った時も思っていたけれど)

やはり薬は慣れているものの方が安心出来るし、何よりも精神衛生上こちらの方が良い。

それにアメリカの市販薬は強すぎて、経験上、効きすぎる位な気がする。

 

こんな病院事情ですが、現在家族3人で風邪っぴき。

病院へ行ってもタイレノール飲んでとしか言われなさそうなので、

日本の市販薬様様で風邪と戦っております。